ごあいさつ

会頭あいさつ

令和3年 年頭所感

地域を繋げ、未来を担う人材を育成する

玉名商工会議所 会頭  島本 和幸

新年あけましておめでとうございます。
会員の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また日頃より当会議所の運営にご支援・ご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症が世界中で流行し、人類史上未曾有の危機に見舞われた年となりました。
国内においても1月に初の感染者が確認されてから、これまで13万人を超える方々が感染し、うち2,000人以上が死亡、緊急事態宣言の発令や一斉休校、不要不急の外出自粛など、これまで当たり前であった生活様式が一変しました。特に、昨年開催予定であった東京オリンピック・パラリンピックの延期は、競技選手の目標喪失や関連事業の変更中止等の大きな混乱を招きました。

そのような状況の中、国内経済においては、コロナ禍による戦後最大の落ち込みから持ち直しの動きが見られるものの、先行きの不透明性による個人消費の下押しや雇用・所得環境の悪化により、経済活動の回復ペースは大幅に鈍化しております。
九州地方経済においても同様の動きであり、昨年4月に記録した現状判断指数における谷の深さは、かつてのリーマンショックを超えるものとなっています。

これを受けて、当会議所においても延べ500件を上回る事業者から経営や融資に関する相談が相次ぎ、国の「持続化給付金」「家賃支援給付金」をはじめ、県・市の各種支援策についての情報提供や申請支援を行ってまいりました。
特に玉名市に対しては、感染拡大の初期段階で市内商工業者の事業継続のための施策を要請し、提言を反映した市独自の支援策や、当会議所が飲食店向けに実施した「テイクアウト・デリバリー紹介」での連携が実現しました。

県内においては、「令和2年7月豪雨」により、人吉球磨地域の事業者を中心に深刻な被害が発生しました。新型コロナ影響下の更なる災害発生は、二重苦・三重苦となって事業者に重くのしかかっています。
そのような中で、当所は県内商工会議所の一員として、汚泥の撤去活動や人吉商工会議所への経営指導員派遣を通し、積極的に復興支援を行いました。
また当所青年部においては組織的な支援だけでなく、個人としても自主的に被災地を訪れ、支援活動を行いました。

玉名市においても、クラスターが発生し、依然として感染の収束が見通せない状況が続いています。そのため、大河ドラマ「いだてん」のレガシーとして期待された玉名いだてんマラソン大会や、東京オリンピックに伴うハンドボール女子アンゴラ共和国チームのキャンプ等、市内のイベントは軒並み中止に追い込まれ、夏の風物詩である玉名納涼花火大会は大会会長として中止の判断をいたしました。

このように事業実施が困難になる中、青年部は、熊本県商工会議所青年部連合会会員大会 玉名大会を開催しましたが、状況を考慮しWEBでのライブ配信の形をとるなど、柔軟な対応力を発揮しました。

私共本会の執行部としては、会員代表である1号議員、部会代表である2号議員との懇談会を開催し、コロナ禍における現状や課題、要望事項の集約を行いました。その結果を基に、また働き方改革に関連する副業推進を背景に、玉名地域における人材過不足の解消・緩和を目的とした「人材マッチング事業」の検討を進めています。
併せて、今後も会員事業所の意見を吸い上げる機会を設け、支援事業の構築や継続的な提言活動に繋げてまいります。

併せて私の考える地域活性化の課題として、
①新玉名駅周辺の開発・整備
②有明海沿岸主要幹線道路網の早期整備促進
を引き続き挙げています。
これらの課題解決に向けて県・市をはじめとした行政・各関係機関と連携し、一歩ずつ前進させていきたいと思います。

コロナ禍において、人と人との繋がりや思いやりが希薄になりかねない今こそ、玉名地域の商工業者を繋げる玉名商工会議所としての真価が問われていると思えてなりません。
本年は新年祝賀会も中止することとしましたので、皆様と直接お会いして新年を共に祝うことは叶いませんが、「地域を繋げ、未来を担う人材を育成する」商工会議所を目指して、役職員一同、一層のサービス向上に努めてまいりますので、会員・議員・関係団体の皆様におかれましては、多大なるご協力を賜りますようお願い申し上げます。

末筆ではございますが、本年が会員の皆様にとりましてかぎりなく良い年でありますよう心から祈念し、新年のご挨拶といたします。

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